【脚本・外部講師】ノースタプロジェクト無事に終わりました!

【脚本・外部講師】ノースタプロジェクト無事に終わりました!

先週の日曜日、脚本・演出に関わらせてもらったプロジェクト公演
「ユウレイさんはおどりたりない」無事終わりました!

また初の演劇講師として個人的には非常に良い経験だったので、せっかくなのでブログに綴っておこうと思います!
思いのほか長くなっちゃったので以下の3つの項目に分けます!

●初の演劇講師として
●プロジェクトについて
●脚本とお寺で挑戦する事について

お時間ある方は是非読んでやって下さいまし〜!
それではいきます!


●初の演劇講師について

まず、今回僕が担当させてもらったのは小学生8人、中高生3人、社会人が2人の全員女の子のクラス。

小学生高学年とか中高生の女の子って、普通に思春期ど真ん中
僕みたいなテンション高めの頭がくるくるのおじさんの話、ちゃんと言う事聞いてくれるかそわっそわでした。
何よりちゃんとコミュニケーション取れるかも結構不安で。

最初のころ緊張もあってか、僕がハイテンションで話しても全員無言の瞬間もしばしば。
更にマスクもしてるから表情もわからない。

(あ、これ伝わってるかな?)
とか
(あー今の言い方わかりづらかったかも…)
とか結構探り探りやったんです。

でも実際にやらせてみると、ちゃんと理解してできちゃうんですよね。
何度心の中で「できんるんかい!」って叫んだか。

小学生には難しいかな?と思った事も、実際は軽々やってくれちゃうんです。
勝手に見くびってたというか、想像の何倍も頭も良いし、それを形にできる力もあったりで。

そして吸収も早くて、稽古期間の2か月半で、最初と全然違うやん!と驚かされる子もチラホラと。

他の同世代の子供達はどうかは知らないけど、このクラスの子達は本当に良い子ばかり。
普段から色んな大人と関わる事が多いからか、根っこの部分で「良いものを作りたい!」って思っているからなのか、みんな一生懸命俺の話を聞いて、ぐんぐん学んでいました。

練習も練習も後半になる時期には、みんな自主練してるんですよね。
「〇〇ちゃんここ合わせよー!」とか「〇〇ちゃん、ここもっと強めに来て欲しい!」とか。
明らかに家で練習してくれたんやなって感じれる事も。

稽古前に早めにスタジオのぞいたら、みんなセリフの練習をしてた事もあったりで。
いやー、あれは嬉しかった。女子じゃなかったらハグしてましたよ。

またお芝居って、当たり前だけど一番楽しい瞬間は本番やと思います。
逆に言えば練習は結構地味なもの。
何度も何度も繰り返し、お客さんがいないのでボケてもツッコんでも誰も笑ってくれなくて虚しいし。
何より繰り返していくうちに「慣れ」「飽き」が生まれ「これ面白いん?」という不安も出てきます。

なのでモチベーションが下がったり、少なからず不安や不満を抱えた子もいたはず。
「この台本何がおもろいねん!」とか、「あの先生『もっと元気出して!』しか言わんやんけ」とか。笑

それでも全員、一つずつ積み上げて、笑顔で無事に本番を迎えやり切れた事は本当に良かった。
終演後演者の子達が興奮して走り廻ってる姿を見て、少なからず達成感を感じてもらえたのではなかろうか。
こういう表現活動は、本気になった度合いと達成感は比例するので、本番後の表情を見る感じみんな本気やったんやなぁと。

熱血先生として約2か月半関わりましたが、教える難しさと楽しさを感じる非常に良い経験でした。

最後にはサプライズまでして頂いちゃってなんて可愛い子達なのか・・・!
終わってしまってちょっぴり寂しい。


さて、次に
プロジェクトについてです。

今回このプロジェクトに立ち上げるのにあたり、ダンススタジオのオーナーである小野さんと、このミュージカルクラスの担任であるYUKKO先生の熱い想いからスタートしました。

普段は年末にあるダンススタジオ主催の発表会の中や、外部イベントの10分程度の枠にたまに出たりらしく、今回が初めて自分達メインの【単独公演】との事でした。

ぶっちゃけ単独でやるって事は、集客やお金の問題、クオリティなどなど問題は多く、無謀だという意見もあったかもしれない。
でも「やってみなわからん!」「やると決めればなんとかなる!」と、熱い想いでプロジェクトが動き出したようです。

単独でやる事は、出演するメンバーにとってもダンススタジオにとっても大きな挑戦であり、そこに携われたのは本当にありがたい事でした。

ていうかこの無謀と言われても挑戦する精神にめっちゃくちゃ共感。
僕達ながらびっとの大切にしている部分のど真ん中です。

もちろん色々と不安材料は多かったですが、結果を見れば、目標数の倍以上の集客数で、お客様からも嬉しいお言葉を沢山頂き、演者の子供らも満足そうに飛び跳ねておりました。
まあつまり大成功だったと思います。
挑戦しないと生まれない感動と経験でした!天晴れ!

 


脚本とお寺で挑戦する事について

お寺でやるという事がなかなかのチャレンジでした。

会場に関してはライブハウス等いくつか候補が他にもあったのですが、お酒を扱う所が多く小学生を立たせるには少し違和感があったり、ガチの劇場では広すぎるのではないかと難航しておりました。

そんな時にオーナーの小野さんが「ダンスの大会やイベントで、お寺が会場になる事がある」という意見から、
今回会場となった「茨木別院」さんが候補にグイっと上がり、下見した結果一同一目惚れしたという感じです。


※実際は茨木別院さんで開催するに当たり、小野さんが何度も交渉して下さったの事…!

しかしお寺でやると決まってから作品作りに取り掛かったのですが、良くも悪くもお寺ってインパクトが強すぎて。
そこに加えて「小学生が半数以上」「全員女の子」「ダンスが得意なのでそれが活かせる題材」「できたら感動させるシーンも欲しい」という条件。

わかりましたー!と快諾したものの、いざ考えると
…むっちゃ難いやん。と頭を抱える事に。

とりあえず最初はこのお寺の歴史や、縁ある人物など調べまくりました。
ところが笑いに変えたり踊れるような題材は全然見つからず。
かと言ってせっかくお寺でやるのに全く活かさないのもなーと悩みに悩み。

そんな風に頭を抱え2週間ほど経過した頃に江戸のエンターテイメントを調べていた所、歌舞伎のルーツとなった「かぶき踊り」が大流行していたと知りまして。
しかも今から400年前、あまりにも流行しすぎて「女性はかぶき踊り禁止になった」という歴史背景があったとか。

400年前と言えば、偶然にもここのお寺ができたのが同じ400年前…
かぶき踊り…ダンス…
女性は踊るの禁止??…今回の出演者は女の子ばっかり…

これやーーー!!!
と僕の天パが一瞬に直毛になるくらいピーンときました。

時期的な矛盾はないし、女の子ばかりでやる事も強みにできる!

というわけで、400年前の女の子が、「女だって堂々と踊りたいんじゃ!」という未練を残しユウレイとなり、
それを現代の子供達の力を借りてみんなでダンス発表会をして未練を晴らすというストーリーに。

ちなみにユウレイは地縛霊でお寺から出れないという裏設定があり、だからダンスの発表会は「お寺でやろう!」的な感じでした。

個人的課題は「子供でわかりやすく、大人でも物足りなさを感じない」でした。
子供に関しては、エネルギッシュなダンスのおかげで子供でも飽きずに楽しんでもらえたようで!
大人に関しては、良いものにしか良いと言わない劇団員のたかちゃんが「さすがのアポロ作品やった!」とお褒めの言葉を頂きまして一安心。
彼女はながらびっとのファンから劇団員になったので、彼女の期待を裏切らなかったのならOKでしょう。笑

話しの筋は違っても、キャラクターの感じや、笑いの取り方などなど、僕の作品特有のものがあるらしく、特に今回は「くしゃみ」を伏線にする構成やったんですが、それがアポロっぽいと色んな人に言われました。
確かにくしゃみ使いがち。笑

ちなみに来てくれたながらびメンバーとパシャリ。ありがたや。

 

さて、
そんな感じで外部講師としての経験は幕を閉じました!
今後もどんどんこういう経験をしたいもんです。
オファーお待ちしてますよ!脚本書きます!

ただやってて思うのは「俺も出たいよ」って話です。笑
やっぱりウズウズします。
ってなわけで少しずつ、ながらびっとの再始動も考えております!
是非今後の活動にも注目して下さいまし!

ではこの辺で〜!

追伸
今回オファーを頂いた3con.さんのホームページでも、公演ブログがアップされてたのでリンク貼っておきます♪
茨木市ミュージカル3com.ノースタプロジェクト

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