【稽古場ブログ6月16日】最終練習!!内側からぶわっと。

【稽古場ブログ6月16日】最終練習!!内側からぶわっと。

こんにちは!
劇団ながらびっと代表の森永健太郎です。
最後の稽古場ブログは、私が担当させて頂きます!

この日の稽古の話をする前に紹介したいのがこの方、難波優華さんです!

新山役葵ちゃん(塩田葵)が急遽22日のステージに立てなくなり、代役として出演していただく事に。
いや〜彼女すごいんですよ。

少ない稽古日数で見事に役をものにしました。
役にもピッタリはまってて、存在感も爆発してます!

本来の役である葵ちゃんも刺激受けまくりの様子。
僕が難波さんを褒めると、悔しそうにしている葵ちゃんが印象的でした。笑

この日は昼は元々の役である葵ちゃんが演じ、夜は難波さんと2回通しましたが、
結果、見事に全くタイプの異なる“新山”が誕生!
同じ役でも演じる人が変わると、それを受ける周りにも影響が起きて、全体的にこんなに変わるのか!?という驚きです。

お芝居って面白いですな〜。

そして最後の稽古なのでやる事が盛り沢山!
この日を逃すと次は本番リハのみなので「あれもこれもやらないと!」ってドタバタなスケジュール。

ようやく遅刻組も合流し全員集合!残り稽古時間は2時間半!!
よっしゃー!・・・と意気込んでるそんなタイミングで宣伝チームから「宣伝動画を撮りたいです!」という要請。笑

更に「全員いるし1枚写真撮ろうや〜!」と言う声も。笑

 

・・・うーん、どっちも撮りましょう!!笑

全員が揃ったのは3ヶ月を通しても2度か3度程度。
そんなゴールデンタイムなラストスパートの時間帯に、僕らは笑顔で写真撮影。笑

こう書くと、何だか宣伝チームが空気を読めてない風ですが、それは全く逆。
いっぱいいっぱいになってる所に、 いい具合に力が抜けたと言うか、焦ってもしゃーないなと。

 

稽古の帰り道、まっきー(さくらまこ)が「最終練習なのに全然ピリピリしてなくていいね」と言ってくれました。

決して緩い空気ではなく、締める所は締めて、遊び心も忘れずで、
最後の最後まで自分達らしく終えれたのは何だか嬉しかったなぁと。

やり残しも特になく「あとは本番だー!」と意気込む、とても良い練習でした。

ふと、話は変わりますが
過去に関わった舞台で、演者同士があまり仲が良くなくて稽古場がギスギスした所がありました。
でも舞台上での演技では仲良さそうに演じてて、プロだな〜と関心したもんです。

オンオフがしっかりしてるというか、どんなに気分が乗ってなくてもそれを感じさせず、舞台の上とそうでない時を切り分けてて、さすがだなぁと。

 

一方僕らはまだまだ未熟で、気分に影響されてしまったり、良い時と悪い時のムラがすごい。

どんな時でも最高のパフォーマンスを発揮できるようにならないといけないので、「そんなんじゃダメでしょ!」と当然思いますよね。

 

もちろん僕もそう思います。
実際に「なんで元気ないねん!!」とよく怒りました。笑
なんでって言われても、「だって元気がないんですもの」としか返答できないわな。笑

 

でも良くないとは思いつつ、そういうムラがある事がお芝居の面白さなのかなーとも同時に思うわけで。
だってまあ、人間ですから。笑

ムラがある分、調子に乗った時のパワーったら半端ない。
「そんなエネルギッシュに動けるんなら最初からやれ!!」と怒った事もしばしば。笑

 

練習期間である3ヶ月を振り返ると、淡々と「セリフを覚えて何度も練習する」という事ばかりじゃないわけです。
休憩時間の時の無駄話や、練習後に帰り道。
「これいる!?」というような一見無駄なような時間もあったり、遊び心があったり。

そういう他愛もない時間や何気ない会話が、技術だけでは測れない何か内側からぶわ~っとくるパワーに変換されるんじゃないかなーと。
ほぼ素人集団で、気分屋だからこそ、その変換されるパワーは大きいんだと思います。

 

「実際に仲良くなくても、舞台の上では仲良く見せる」

僕らにはそんな器用な事はできない。
だから沢山話し合った。
時間をかけた。

今日明日の舞台は、そんな僕らの集大成。
「頑張ったから認めて」
そんな甘えた事を言う気は毛頭ございません。

おかげ様で満員御礼!!
約1000人の方に観て頂けます。

全力で楽しんで頂けるよう、精一杯努めさせて頂きます。
それでは劇場でお待ちしております。

ながらびっと
森永

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