「悪魔さん、ご相談があります!」当日パンフ

公演会場にて配布したパンフレットの内容になります。
画像では読みにくいかと思われますので、同内容の文章を画像下に記載しております。

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ごあいさつ

本日は、劇団ながらびっと第7回公演「悪魔さん、ご相談があります!」にご来場いただき誠にありがとうございます。

今回のお話は、迷った時に現れる「天使と悪魔」が題材です。
誰だって「正しい」選択をしたいし、それを教えてくれる天使のような存在がいれば、人生バラ色間違いないですよね。

僕もそんなバラ色を夢見て、一年半前に脱サラして「カフェ」を開業するかどうかを頭の中の天使と悪魔に相談しました。
もの凄い悩んで、恐れて、でも上手くいった時のキラキラした自分を想像して「やるぞ!」って決めたわけです。
・・・まあ、この決断こそ、悪魔のささやきと言って間違いないでしょう。笑

飲食業って大変なんですよね。
休みはないし、利益なんて全然出ないし、衛生面は気を付けないとだし、びっくりするくらい暇な日もあれば、テロかな?ってくらい忙しい日もあって。
ほんと、笑っちゃいます。
安定していた会社員時代が、ものすごい恋しいです。

僕の中の天使さん、なぜ止めてくれなかったのか。頼むよほんと。

でもね、でもですよ?
そんなヒーヒー言う日々の中に、「美味しかったです」とか、「素敵な場所ね」とか、
ここには書き切れないようなブワッてくる瞬間や出会いがあったんです。

本当にごく僅かなんですが、「あー、やってて良かったな」って、泣きそうになる瞬間が。
そそのかしてきた悪魔のことを、基本的にはビンタしてやりたいと毎日思いますが、
素敵な経験をさせてくれて、肩を組んで乾杯したい日もたまーにあります。

あれれ?と思った選択も積み重なって、そういった素敵な瞬間に繋がっている。
「やっちまったな!」と思ったあの選択も、恥ずかしい結果になったあの決断も、全てが繋がって、今の僕が存在していて笑っています。

この劇場に足を運んでくださった皆さんの中には、チケットを買うのに悩んだ方もきっといると思います。
そりゃ貴重な3連休ですし、チケット代だって安くはないですし。
「観るか」「観ないか」どっちが天使と悪魔なのか。
「観に行くよ」と選択してくださった皆さんが、公演後少しだけハッピーな未来に繋がれば幸いです。

それでは「悪魔さん、ご相談です!」最後までお楽しみ下さい。
劇団ながらびっと 森永健太郎

登場人物紹介

・千鶴 本作の主人公。地元の小さな食品メーカーに勤める。
・万田 千鶴の会社の同僚。
・百瀬 千鶴の会社の同僚。

・お父さん 千鶴のお父さん。ワイン推しの小さな酒屋を経営
・お母さん 千鶴のお母さん。お父さんと同じく家の酒屋を切り盛り。

・一村 千鶴と同じ会社で働く真面目な人。千鶴達より少し先輩。

・ノイス 気の弱い悪魔
・リリス プライドの高い悪魔
・エミル お調子者の悪魔

・ビリエル 曲がった事は許せない天使
・ミルエル 育ちのいい天使

・悪魔先生 天立イエス高校の悪魔クラスの担任。
・天使先生 天立イエス高校の天使クラスの担任。

・ウリエル 天立セラフィム高校のエリート天使

・幼い頃の千鶴

※作中に天使と悪魔の名前は出てきません。
 便宜上ついてるだけなので、名前がわからなくて問題ありません。

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