【アイドロ裏話 前編】細かすぎて伝わらない小道具・美術編

【アイドロ裏話 前編】細かすぎて伝わらない小道具・美術編

皆さんこんにちは!
ながらびっと主宰の森永です!

少し今更感はありますが、今回は3月に公演し、先日DVD予約者に発送を終えた「アイマイ・アンドロイド」通称‟アイドロ”の「裏話」について語りたいと思います!

一部で地味に人気のある裏話シリーズってやつでござんす。

今回も語りつくせないほど色んな事があったのですが、「こだわり」というテーマに絞り、前半と後半の2回に渡ってお送りしたいと思います。

今回である前半は「細かすぎて伝わらない小道具・美術編」
ちなみに明日公開予定の後半では、過去作とのリンクネタやマルチエンド等の「作品全体編」となります!

では早速「小道具・美術編」ですが、小道具のこだわりって言うと結構いっぱいあったんですよ。
演者が自発的に楽しくなって知らない所でやってくれてたり、細かすぎる工夫や苦労も沢山も色々あって。

でもぶっちゃけお客さんにはほとんど気付いてもらえない自己満足に近い部分がほとんど。笑
そこで僕自身が独断と偏見で選んだ、誰かに話したくなる「細かいこだわり」をランキング形式でご紹介!


第5位!
「MIRAIYAのロゴ!」

これは気付いた方はいたでしょうか?
研究員の白衣には「MIRAIYA」ロゴを入れてたんですね。

こういうの地味に嬉しいじゃないです♪

で、僕が紹介したのはもう一つ!!

これは僕全然知らなくて、本番が終わった後に写真を見返してたんですが・・・

ん??
おやや・・・

あーーー!!


電子レンジにもMIRAIYAーーー!

そうでなんで、この電子レンジは物語のキーアイテム「MIRAIYA製のお任せAIレンジ君」
確か「HI〇ACHI」って書いてた気がするんですが。笑
これは美術さんがやってくれたのでしょうか?いまだに犯人がわかりません。笑
これぞ細かすぎるこだわりの鏡!一人で感動してました。


第4位!
【舞台セットの遊び心】

舞台美術にも遊び心がいっぱいです!

食堂の壁にはこんなメニューが貼られてましたね。

担当してくれたひじゅちゃんから価格設定の相談を受け、「いや、めちゃくちゃどうでもいいわ!」と言ったものの

「待って、他人丼安すぎん!?」とか

「チキン南蛮680円かー!食いたいな~!」とか

あーでもない、こーでもないって結構盛り上がりました。笑
いやー絶妙な価格設定!
ここの定食屋通いたいですね~。

次に漫画家の部屋は、それっぽい小物を演者たちが持ち寄りました!

壁に漫画ネームとか、締め切り日が書き込まれたカレンダーとか演出がにくい。
余談ですが、僕が「コタツは欲しいんだよな~」とか言ってしまったばっかりにめちゃくちゃ大変でした。
サイズ感とか、ダンス後のセットとか、何より真ん中にあるし邪魔に・・・笑
でもやっぱいい味出してたし満足♪

そしてやはり特筆すべきは恋愛塾の恋愛十ヶ条でしょう!

内容秀逸すぎでしょ!
結構一言で核心ついてるし、「溺れない」とかまじで深いですよね。笑
これ考えてくれた美術の多賀さんは、もしかして恋愛マスターなのかもしれない。笑


第3位!
【名前をモチーフにした衣装】

そういえばこだわりって程でもないですが、毎回遊び心程度に名前遊びがありまして。
今回一番わかりやすいのは研究員の「大島」「中居」「小岩」の大中小でしょうか。

逆おそらく誰にも気付いてもらえなかったのはジュスィ恋愛塾です。笑
先生が「ジュスィ」、生徒の名前は「三谷」「マチ」「湾田」なんですが、気付きました?

実はこれ、ドリンク縛りにしてたんです。

三谷 → 三ツ矢サイダー
マチ → マッチ
湾田 → WONDA(ワンダ)コーヒー

で、先生である「ジュスィ」はジュース、またはジューシーをもじってます。笑

何が嬉しいって、演者たちがこのジュースをモチーフに衣装を考えてくれた事。
華やかでかつ愛も感じちゃう衣装!すってきー!

ちなみにこの写真を兵庫ver出演予定だったマチ役のえっちゃんがすごーーーく羨ましがってました。苦笑


第2位!
【アンドロイドの首輪】

これは結構初期の頃から僕がめちゃこだわってたんですが、全然気付かれなかったのでここでアピール。笑
今作では人間そっくりのロボット(アンドロイド)が登場しますが、この世界の人達はどうやって人かロボかを見分けか?みたいな「特徴」を作りたかったんです。
ロボットである証明というか、人間になりきれない刻印みたいな。

最初は目の色が違うとか、アンテナが付いてるとか、色々考えましたがなかなかしっくり来ず。
結果的に、首輪に落ち着きました。

見えますかな??

首輪にした大きな理由は、後にロボットだった事が判明する星野さんがそれを隠して生きているという風にしたかったからです。

だから彼はタートルネックにしていたんですね。
自分がロボットであるとカミングアウトする時、グイっと首を見せる演出を入れてました。

メインの3体、星野、スクラッパーズ、全てに同じ首輪してましたが・・・細かすぎちゃったぜ!!笑


第1位
「恋愛塾生徒のノート」

またまた恋愛塾チームからです!
生徒達がキャラクターに合わせたノートを持ってるんですが、これは良いですよね~。笑

これも僕がオーダーしたんじゃなくて、演者や小道具担当がこだわってくれたんですが、個人的にツボってました。
ロボットのセイドが「トイストーリー」って、なんか意味深。笑
三谷はキキララ、湾田は大学ノート?でキャラが出ています。

そして特に見て欲しいのは青いスカートのマチちゃんのノート!

この付箋だらけの分厚いノート。マチの真面目すぎるキャラが表現されてて半端ないです。笑
なんとこれ、デカくて分厚いのに重くならないよう、綿を詰めてかさまししてるみたいんです!

しかもですよ!
中身が万が一見えた時に白紙だったらカッコ悪いって事で、ちゃんと書いてるんですよ。笑

内容もバッチリ恋愛の事。笑
え、やばすぎん?って笑ってました。

この猪のように真面目さも含めて、しっかりキャラを作り込んでくれました。笑
この作り込みに拍手!
という事で1位にさせて頂きました!


最期にこだわりってわけではないのですが、【番外編】として1つ!

これはつい先日まで僕も知らなかった裏話。
漫画家のシーンでは、漫画家の華丸やそのアシスタントの種子が漫画を書くマイムがありました。

普通はまあ書くフリでいいんですけど、この小道具を引き続き使う兵庫メンバーへこっそりと応援メッセージを書いていたとの事。

しかも種子役の西林と華丸役の奥住、二人とも打合せなしに同じ事を考えそれぞれ実行していたという偶然。笑

アオハルかよ!
濃く書くとバレるから、うっすら書いたらしいです。
しかも僕が知った時には既に兵庫メンバーからのアンサーメッセージも・・・!

一緒に舞台は立てないけれど、共に切磋琢磨し、励まし合った仲間へのエール!
ダブルキャストならではの素敵なエピソードですな~


てなわけかなり長くなってしまったのでこの辺で!
それぞれこだわりが散りばめられてて嬉しいですね~!

さて!明日は作品全体の裏話です!
過去作のリンクしてる小ネタや、なぜ今回ロボットものにしたのか・・・!
僕的には激アツな内容です♪

是非読んで下さいねーーーー!
それでは読んで頂きありがとうございました!

森永健太郎

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